真夏に歩く奥三河・笹頭山 (2016.08.21)
真夏に低山。登るもんじゃありませんが・・・
うだるほどメッチャ暑い日に奥三河の低山「笹頭山(ささのずやま)」に登りました。

日曜日、東海地方は相変わらずの日照り続き。この日関東地方には台風が通過中。
その影響か、高い気温と共に熱風が吹いており、体感温度はいつもより高めに感じる朝。
こんな日に出かけなくても・・・と思いつつも、晴れた空を眺めているといても立ってもいられなくなり、テキトーに支度をし、奥三河の里山へと向かいます。
笹頭山は愛知県は設楽町にある小さな山。
麓の田峯(だみね)は古くからの歴史が色濃く残り、田峯観音境内にある舞台では350年続く奉納歌舞伎(地狂言)が今も行われている地区・・・との事です。
笹頭山へは、その田峯観音の駐車場を利用させ頂きます。

急遽決めたので、地図とスマホ(GPS)を見ながらウロウロとスタート。
時刻は10時50分、気温は急上昇中で、かなりアッツイ状況・・・
そんな中、しばらく舗装路を坦々と歩く事となります。

舗装路の分岐点を右に。「通行止め」と書かれていますが、ここを通過しないとたどり着けないのでそのまま進みます。

日曜日ということもあり工事は休みのようで人気もなく、蝉の音だけがやたらうるさい道のり。
途中、道路に盛られた土を越える場所にも遭遇しつつ・・・

通行止め区間終了、さらに舗装路は続きます。

ここを左に折れ、道なりに上へ。

「林道笹頭山線」の看板。この道の名称のようです。

途中にドコモの鉄塔があり、さらに進むと舗装路が終了、かわりに荒れ気味の道がご登場。

進むほどに草木は伸び放題、ヤブ漕ぎ状態で不安が頭をよぎるものの・・・


それでも脇には立て看板や崩壊の進んだガードレールが残っていて、過去には通り抜けられたであろう林道を偲ばせます。
そのうちに土砂崩れなのか、大きな岩が道をふさぎ始める状態に。

大岩を慎重に越え、ガイドブックとGPSを手に確認。
ガイドブックの地図では、登山口はこの辺りのはずですが・・・

その先も崩れた岩でふさがれた道が出てきて、ついに断念。ここで引き返します。
足元も見えないくらいの草木をかき分けかき分け、棘のある木や切れそうな葉っぱなどが生い茂る道を半袖で通り抜けたものだから、腕はヒリヒリと擦り傷だらけ。
きっとあの土砂崩れで登山道も埋まったのだろう、などと勝手な想像をしながら引き返す途中、
あああっ、あった・・・

なんと、舗装路が終わった辺りの数メートル先にある小さな看板を見逃しておりました。
伸びた雑草が控えめな登山口標識を分かりにくくさせていたことや、暑さでダラダラとだらけきって歩いていたせいでもありますが・・・
事前に詳しい下調べをしないとこうなるという見本のような凡ミスでしかありませんです。
(ガイドブックの位置もほぼ合っていた模様・・・)
ちなみにこの「林道笹頭山線」、反対側から延びる「林道根道線」とやはり以前は繋がっていたようです。
登山口発見まで20分のロス。メッチャ疲れたものの、気を取り直して突入。



登山者があまり入っていないことがすぐ分かるような、お世辞にも歩きやすいとは言えないコース。
急斜面は、そのまま直登に近い感じで登り続けるので、低山ながらも意外と辛く・・・
登山口から頂上までCT30分程らしく一気に登るつもりだったのですが、暑いのとキツイのとでバテバテ、途中2回ほど休憩をいれて体調を整えます。
そうこうして歩いているうちに・・・
笹頭山(759.7m)に登頂。

山頂は狭く標識などは見当たらなかったものの、三角点ははしっかりと確認。
木の間から「岩古谷山」(右)と大鈴山(左)が少しだけ顔を覗かせておりました。

山頂から尾根沿いを南に下れば先程の林道に出ると、地図には載っているのですが、見た感じここまでの踏み跡よりもさらに薄いようなので、来た道を素直に戻ります。
20分程で林道へ。

後は照り返しもきつく感じる、長~い舗装路歩き。

道路脇に作られた水場で頭から水を浴び、何とか正気を保ちつつ・・・

13時半過ぎ駐車場に到着。

登山口からここまで45分、途中キツネ(!)にも出くわしたりしながらの林道歩き、いやぁ暑かったです・・・
駐車場内には「田峯観音浄水(田峯観音祭祓水)」という湧水が汲める場所が設置。
人気のスポットらしく、次から次へと人が来てはポリタンクなどで大量に水を汲んでいました。


日によっては、かなりの順番待ちにもなるらしいです。
ワタクシもありがたく頂いたのですが、さすがにこの日は気温が高すぎで、ぬるめの味わいでした。
湧水のお隣には「田峯観音」に続く階段。

室町時代に建立されたと言われる境内ですが、かなりしっかりと保存されている印象。


境内の横にある茅葺きの建物が歌舞伎などを行う舞台で「県指定有形民俗文化財」になっており、10月にはお祭りもあるようです。

本日も何事もなく終えたことをお参りをし、田峯観音を後に。
この日はヤブ漕ぎと田峯観音しか印象に残らなかったという、何とも締まらない山歩きでした。

田峯観音の階段上より。正面は鞍掛山。
<行程>
田峯観音P→舗装路分岐→登山口→笹頭山(ピストン、一部道迷い・・・)
うだるほどメッチャ暑い日に奥三河の低山「笹頭山(ささのずやま)」に登りました。
日曜日、東海地方は相変わらずの日照り続き。この日関東地方には台風が通過中。
その影響か、高い気温と共に熱風が吹いており、体感温度はいつもより高めに感じる朝。
こんな日に出かけなくても・・・と思いつつも、晴れた空を眺めているといても立ってもいられなくなり、テキトーに支度をし、奥三河の里山へと向かいます。
笹頭山は愛知県は設楽町にある小さな山。
麓の田峯(だみね)は古くからの歴史が色濃く残り、田峯観音境内にある舞台では350年続く奉納歌舞伎(地狂言)が今も行われている地区・・・との事です。
笹頭山へは、その田峯観音の駐車場を利用させ頂きます。
急遽決めたので、地図とスマホ(GPS)を見ながらウロウロとスタート。
時刻は10時50分、気温は急上昇中で、かなりアッツイ状況・・・
そんな中、しばらく舗装路を坦々と歩く事となります。
舗装路の分岐点を右に。「通行止め」と書かれていますが、ここを通過しないとたどり着けないのでそのまま進みます。
日曜日ということもあり工事は休みのようで人気もなく、蝉の音だけがやたらうるさい道のり。
途中、道路に盛られた土を越える場所にも遭遇しつつ・・・
通行止め区間終了、さらに舗装路は続きます。
ここを左に折れ、道なりに上へ。
「林道笹頭山線」の看板。この道の名称のようです。
途中にドコモの鉄塔があり、さらに進むと舗装路が終了、かわりに荒れ気味の道がご登場。
進むほどに草木は伸び放題、ヤブ漕ぎ状態で不安が頭をよぎるものの・・・
それでも脇には立て看板や崩壊の進んだガードレールが残っていて、過去には通り抜けられたであろう林道を偲ばせます。
そのうちに土砂崩れなのか、大きな岩が道をふさぎ始める状態に。
大岩を慎重に越え、ガイドブックとGPSを手に確認。
ガイドブックの地図では、登山口はこの辺りのはずですが・・・
その先も崩れた岩でふさがれた道が出てきて、ついに断念。ここで引き返します。
足元も見えないくらいの草木をかき分けかき分け、棘のある木や切れそうな葉っぱなどが生い茂る道を半袖で通り抜けたものだから、腕はヒリヒリと擦り傷だらけ。
きっとあの土砂崩れで登山道も埋まったのだろう、などと勝手な想像をしながら引き返す途中、
あああっ、あった・・・
なんと、舗装路が終わった辺りの数メートル先にある小さな看板を見逃しておりました。
伸びた雑草が控えめな登山口標識を分かりにくくさせていたことや、暑さでダラダラとだらけきって歩いていたせいでもありますが・・・
事前に詳しい下調べをしないとこうなるという見本のような凡ミスでしかありませんです。
(ガイドブックの位置もほぼ合っていた模様・・・)
ちなみにこの「林道笹頭山線」、反対側から延びる「林道根道線」とやはり以前は繋がっていたようです。
登山口発見まで20分のロス。メッチャ疲れたものの、気を取り直して突入。
登山者があまり入っていないことがすぐ分かるような、お世辞にも歩きやすいとは言えないコース。
急斜面は、そのまま直登に近い感じで登り続けるので、低山ながらも意外と辛く・・・
登山口から頂上までCT30分程らしく一気に登るつもりだったのですが、暑いのとキツイのとでバテバテ、途中2回ほど休憩をいれて体調を整えます。
そうこうして歩いているうちに・・・
笹頭山(759.7m)に登頂。
山頂は狭く標識などは見当たらなかったものの、三角点ははしっかりと確認。
木の間から「岩古谷山」(右)と大鈴山(左)が少しだけ顔を覗かせておりました。
山頂から尾根沿いを南に下れば先程の林道に出ると、地図には載っているのですが、見た感じここまでの踏み跡よりもさらに薄いようなので、来た道を素直に戻ります。
20分程で林道へ。
後は照り返しもきつく感じる、長~い舗装路歩き。
道路脇に作られた水場で頭から水を浴び、何とか正気を保ちつつ・・・
13時半過ぎ駐車場に到着。
登山口からここまで45分、途中キツネ(!)にも出くわしたりしながらの林道歩き、いやぁ暑かったです・・・
駐車場内には「田峯観音浄水(田峯観音祭祓水)」という湧水が汲める場所が設置。
人気のスポットらしく、次から次へと人が来てはポリタンクなどで大量に水を汲んでいました。
日によっては、かなりの順番待ちにもなるらしいです。
ワタクシもありがたく頂いたのですが、さすがにこの日は気温が高すぎで、ぬるめの味わいでした。
湧水のお隣には「田峯観音」に続く階段。
室町時代に建立されたと言われる境内ですが、かなりしっかりと保存されている印象。
境内の横にある茅葺きの建物が歌舞伎などを行う舞台で「県指定有形民俗文化財」になっており、10月にはお祭りもあるようです。
本日も何事もなく終えたことをお参りをし、田峯観音を後に。
この日はヤブ漕ぎと田峯観音しか印象に残らなかったという、何とも締まらない山歩きでした。
田峯観音の階段上より。正面は鞍掛山。
<行程>
田峯観音P→舗装路分岐→登山口→笹頭山(ピストン、一部道迷い・・・)
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MAMMUT Sertig II Mid GTX 購入 & 猿投山。
体力測定的な本日の猿投山(2024.11.24)
宮路山と五井山へ(2024.9.23)
いつもの猿投山。(2024.9.16)
あいもかわらず猿投山。(2023.9.3)
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