初の「山の日」は火打山・妙高山へ (2016.08.11〜12)その2
まずは高谷池ヒュッテから黒沢池ヒュッテへ。前回の続きです。

(その1はこちらから)
黒沢池ヒュッテへは途中「茶臼山」を経由するも、アップダウンはそれほどありません。

サンカヨウの実。実は食用なので食べてみましたが、まだ熟し切れておらず酸味強め。

サンカヨウは実よりも、雨にぬれると透明になる花の方が有名ですが、夏の早い時期には散ってしまうため、なかなかお目にかかれません。
茶臼山の標識を過ぎると・・・

またまた新たな湿原と、その脇に立つ小さな山小屋。あれが黒沢池ヒュッテです。

14時20分、プラネタリウムみたいなドーム状の屋根が特徴の黒沢池ヒュッテに到着。登山者は多くもなく少なくもなく、イイ感じです。

ここまででほとんどの飲み物を消費してしまったので、補給してすぐに飲みたいところですが・・・
ここの水は周辺の池塘からサイフォン式で汲み上げているため、煮沸が必要とのこと。

明日の分も合わせ大量に確保したいので、テントを設営しながら何度も煮沸するという同時進行。
煮沸後も、濁った色はかる〜く付いたまま・・・まあ、深く考えないことにします。

幕営した周囲は草木に囲まれ、まさに個室状態。静かに過ごせそう。

この後、周囲の方とテキトーに歓談後、テキトーにシュラフへ・・・
この日は夜になっても気温はあまり下がらず、持ち上げたビールもぬるいままで、結局飲まずに持ち帰りました。
翌朝5時15分、サブザックに昨日煮沸した水を1L程入れて、ヒュッテの横から妙高山方面に向けて出発。テントは戻ってからの撤収です。

まずは「大倉乗越」まで一登り。ここが妙高山の外輪山のてっぺんに当たります。

早くも目の前に迫る妙高山。きつい登りを強いられそう・・・

所々、急斜面もあるルートを下り続け、「長助池分岐」に到着。ここまでおよそ1時間。

長助池分岐から、いよいよ山頂へのシンドイ急登がスタート。



時刻はまだ6時。シンドイ事には変わりありませんが、周辺はまだまだ涼しく、ソコソコのペースで登ることができる時間でもあります。
長助池分岐から1時間チョイで山頂直下の社に到着。お参りを済ませて・・

7時25分、妙高山(北峰・2,446m)に登頂。ここでようやく一息。

山頂近くの岩塊に登ると、快晴の空の下、昨日は綺麗に見えなかった後立山の山並みに感動。

昨日登った火打山の美しい山容も。

カメラには上手く収まりませんでしたが、北東に佐渡島も見わたせるという、ここでしか味わえない大展望を堪能。
その岩塊の上から見る、北峰の山頂。こんな感じの広場になっています。そして右奥に見えるのが南峰。

南峰には5分程で着。


「妙高大神」と呼ばれる南峰(2,454m)。北峰に比べ南峰の頂上は狭いのですが、見晴らしは北峰よりもイイ感じ、でしょうか。

あまりにも素晴らしい景色に心を掴まれ、自分にしては珍しく山頂に1時間以上も滞在してしまいました。
テント撤収後の11時チョイ過ぎ(ゆっくりし過ぎた感もありますが)、黒沢池の湿原を経由して富士見平に向けて下山開始。


道の横には広々とした湿原が広がり、これまた何とも気持ちの良いルート。前後に人の気配もなく絶景を独り占めしながら・・・
最後に、少しだけ登り返して富士見平に戻ってきました。

ここから1時間ほど下れば黒沢の水場が待っているので、残った水をほぼ飲みきって出発。
その黒沢の水場では、ここぞとばかりに大量の水を飲みながら浴びながら・・・


登山口に到着したのは13時40分。下界は相変わらずの暑さでした。

下山後は妙高高原にある「苗名の湯」で汗を流して帰宅の途に・・・

今回は久しぶりに天候と体調に恵まれ、飲み水の苦労は若干したものの、とても良い山行となりました。


トウヤクリンドウやアサギマダラ・・・秋の気配を感じます。
<行程>
[1日目]
笹ヶ峰P(06:45)→黒沢(07:28)→(09:10)富士見平(09:23)
→(09:59)高谷池ヒュッテ(10:23)→(11:45)火打山(12:10)
→(13:10)高谷池ヒュッテ(13:34)→茶臼山(14:01)→
(14:22)黒沢池ヒュッテ〈幕営〉
[2日目]
黒沢池ヒュッテ(05:16)→長助池分岐(06:12)→(07:27)妙高山
(08:30)→長助池分岐(09:09)→(10:05)黒沢池ヒュッテ〈撤収〉
(11:12)→富士見平(11:52)→黒沢(13:10)→(13:43)笹ヶ峰P
笹ヶ峰Pから高谷池ヒュッテまで :3時間14分(休憩込み)
高谷池ヒュッテから火打山まで :1時間22分(休憩込み)
高谷池ヒュッテから黒沢池ヒュッテまで:48分(休憩込み)
黒沢池ヒュッテから妙高山まで :2時間11分(休憩込み)
黒沢池ヒュッテから笹ヶ峰Pまで :2時間31分(休憩込み)
(その1はこちらから)
黒沢池ヒュッテへは途中「茶臼山」を経由するも、アップダウンはそれほどありません。
サンカヨウの実。実は食用なので食べてみましたが、まだ熟し切れておらず酸味強め。
サンカヨウは実よりも、雨にぬれると透明になる花の方が有名ですが、夏の早い時期には散ってしまうため、なかなかお目にかかれません。
茶臼山の標識を過ぎると・・・
またまた新たな湿原と、その脇に立つ小さな山小屋。あれが黒沢池ヒュッテです。
14時20分、プラネタリウムみたいなドーム状の屋根が特徴の黒沢池ヒュッテに到着。登山者は多くもなく少なくもなく、イイ感じです。
ここまででほとんどの飲み物を消費してしまったので、補給してすぐに飲みたいところですが・・・
ここの水は周辺の池塘からサイフォン式で汲み上げているため、煮沸が必要とのこと。

明日の分も合わせ大量に確保したいので、テントを設営しながら何度も煮沸するという同時進行。
煮沸後も、濁った色はかる〜く付いたまま・・・まあ、深く考えないことにします。
幕営した周囲は草木に囲まれ、まさに個室状態。静かに過ごせそう。
この後、周囲の方とテキトーに歓談後、テキトーにシュラフへ・・・
この日は夜になっても気温はあまり下がらず、持ち上げたビールもぬるいままで、結局飲まずに持ち帰りました。
翌朝5時15分、サブザックに昨日煮沸した水を1L程入れて、ヒュッテの横から妙高山方面に向けて出発。テントは戻ってからの撤収です。
まずは「大倉乗越」まで一登り。ここが妙高山の外輪山のてっぺんに当たります。
早くも目の前に迫る妙高山。きつい登りを強いられそう・・・
所々、急斜面もあるルートを下り続け、「長助池分岐」に到着。ここまでおよそ1時間。
長助池分岐から、いよいよ山頂へのシンドイ急登がスタート。
時刻はまだ6時。シンドイ事には変わりありませんが、周辺はまだまだ涼しく、ソコソコのペースで登ることができる時間でもあります。
長助池分岐から1時間チョイで山頂直下の社に到着。お参りを済ませて・・
7時25分、妙高山(北峰・2,446m)に登頂。ここでようやく一息。
山頂近くの岩塊に登ると、快晴の空の下、昨日は綺麗に見えなかった後立山の山並みに感動。
昨日登った火打山の美しい山容も。
カメラには上手く収まりませんでしたが、北東に佐渡島も見わたせるという、ここでしか味わえない大展望を堪能。
その岩塊の上から見る、北峰の山頂。こんな感じの広場になっています。そして右奥に見えるのが南峰。
南峰には5分程で着。
「妙高大神」と呼ばれる南峰(2,454m)。北峰に比べ南峰の頂上は狭いのですが、見晴らしは北峰よりもイイ感じ、でしょうか。
あまりにも素晴らしい景色に心を掴まれ、自分にしては珍しく山頂に1時間以上も滞在してしまいました。
テント撤収後の11時チョイ過ぎ(ゆっくりし過ぎた感もありますが)、黒沢池の湿原を経由して富士見平に向けて下山開始。
道の横には広々とした湿原が広がり、これまた何とも気持ちの良いルート。前後に人の気配もなく絶景を独り占めしながら・・・
最後に、少しだけ登り返して富士見平に戻ってきました。
ここから1時間ほど下れば黒沢の水場が待っているので、残った水をほぼ飲みきって出発。
その黒沢の水場では、ここぞとばかりに大量の水を飲みながら浴びながら・・・
登山口に到着したのは13時40分。下界は相変わらずの暑さでした。
下山後は妙高高原にある「苗名の湯」で汗を流して帰宅の途に・・・
今回は久しぶりに天候と体調に恵まれ、飲み水の苦労は若干したものの、とても良い山行となりました。
トウヤクリンドウやアサギマダラ・・・秋の気配を感じます。
<行程>
[1日目]
笹ヶ峰P(06:45)→黒沢(07:28)→(09:10)富士見平(09:23)
→(09:59)高谷池ヒュッテ(10:23)→(11:45)火打山(12:10)
→(13:10)高谷池ヒュッテ(13:34)→茶臼山(14:01)→
(14:22)黒沢池ヒュッテ〈幕営〉
[2日目]
黒沢池ヒュッテ(05:16)→長助池分岐(06:12)→(07:27)妙高山
(08:30)→長助池分岐(09:09)→(10:05)黒沢池ヒュッテ〈撤収〉
(11:12)→富士見平(11:52)→黒沢(13:10)→(13:43)笹ヶ峰P
笹ヶ峰Pから高谷池ヒュッテまで :3時間14分(休憩込み)
高谷池ヒュッテから火打山まで :1時間22分(休憩込み)
高谷池ヒュッテから黒沢池ヒュッテまで:48分(休憩込み)
黒沢池ヒュッテから妙高山まで :2時間11分(休憩込み)
黒沢池ヒュッテから笹ヶ峰Pまで :2時間31分(休憩込み)