鈴鹿の雲母峰、独標尾根・小林新道 周回コース(2020.11.23)
本日は鈴鹿山脈の雲母峰(きららみね)へ。
標高は888mと鈴鹿の中では高くはないのですが、初訪問です。
登山ルートはいくつかあって縦走も可能。
その中で一番ラクして(オイ!)登れそうな宮妻登山道の独標尾根より山頂を目指し、ついでに鎌ヶ岳にも立ち寄る予定。
観光名所、水沢もみじ谷から数分上がると見える雲母橋の手前が登山者の駐車スペース。結構な台数いけます。

登山口入口にある「本日の味わいイラスト」を鑑賞して、10時チョット前にスタート。

10分程舗装路を歩き、いよいよ登山道へ。

ここから単調な九十九折りの登りが20分。植林された杉以外は見る物もたいしてない道も、この補助ロープが現れればおしまい。

ところどころ落ち葉で埋まりボンヤリとしたルート。落ち葉の上にあるうっすらとした踏み跡と指導標を目安に、ガサガサと音を立てながら上へ上へ・・・


ちょっとしたヤセ尾根も。

目の前に現れた雲母峰もボンヤリ。

左手に見えてきた鎌ヶ岳。

天気予報では天気はまずまずといっていたものの、鎌ヶ岳の上空は雲が低くて薄暗く、時折ガスも掛かったりと、そのせいで何となく気分も上がらないまま・・・
一つ目のピーク(II峰)近くになると斜度も増し・・・

山ビル、いっぱい出そうです。
本日の「ハアハア・・・」。

(もうエエっちゅーに)
急斜面を登り切ってほんのちょっと歩けば、雲母II峰(約860m)山頂に到着。

雲母峰は本峰とII峰があり、三角点がある本峰からの見晴らしはバツですが、II峰の頂上はパラグライダーの滑走場としての斜面もあり、四日市・伊勢湾方面の展望が抜群・・・

・・・ドンヨリ。
そして吹き抜ける風にさらされ、冷えていくカラダ。
山頂の見晴らしのいい場所には透明なパネルで囲われた「シースルーあずまや」。

チッチャ、セマッ・・・
この時点では、先客が2〜3名いたのでスルー。
その奥、先ほどから見えている鎌ヶ岳は、相変わらず寒々そうな姿。

II峰から少しだけ下り、登り返すこと7〜8分で・・・
本峰の山頂に到着。

葉が落ちて、辛うじて視界はあるものの特に感動もナシ。
というよりこのルート、やはり鎌ヶ岳を登ってこそ楽しく歩けるのではないのでしょうか。

吉良良山とも言うそうです。
なんてエラソーなことを言っていますが・・・
ドンヨリと曇った空と黒いシルエットの鎌ヶ岳をずっと見続けているうちに・・・なんか、行く気をなくしちゃいました。
天気のいい日、別ルートで数回登っている鎌ヶ岳。まあ、今日じゃなくてもイイカ。
てことで、II峰に戻って昼飯食べよ・・・

パラグライダーの斜面は結構な斜度。
帰りは小林新道から下ることに。

II峰山頂まで続いているこのパラグライダーの運搬用モノレール沿いをしばらく下りていきます。

5分ほどでレールとサヨナラ。
後は目印とGPSに従って下っていくだけ。

この目印を右へ・・・
分かりづらいけどまずまず歩きやすいし、問題なさそう。


火の用心。確かに・・・
なんて高をくくっていると・・・
いつの間にか、メッチャシンドイ痩せ尾根の急斜面に突入。これが続く続く・・・


写真じゃイマイチ伝わりませんが。
年々ビビる足運び。う〜ん・・・
下りながら、もしかしたら数年前に靱帯をやった時から何かしら恐怖心が芽生えたのかも・・・なんて考えたり。
しかも途中から目印も踏み跡も乏しく、ヒトを誘うようなマーキングのない斜面があちこちにあるので、ちょっと進んではGPSマップでの確認を繰り返し、何とかルートをキープして下り続けていると・・・
目の前に、ひとりのオッチャン(親しみ)先行者が。
聞くと、目印を見落としコースアウトして、一帯をウロウロしているところをたまたま自分と出会ったようで・・・
オオオ、なんと遭難しかけではナイデスカ・・・
地獄に仏、どうやら自分がホトケだったようです。
(自分もGPSなかったら、同じようなもんですが・・・)
この後オッチャンを同行し、マップに従いながら道ならぬ道をかき分けたりもして、ようやく作業道のような道へ。
オッチャンもものすごく安心したようでした。

この作業道らしき登山道も、なかなかの荒れ放題・・・
降り口が明確に分かったあたりでオッチャンとも別れ、13時、小林新道の登山口と思われる林道へ到着。(※)

ホッと一息入れ、後は駐車場までダラダラと歩き・・・
途中、植林された杉の子供を覗いたりもしながら・・・

雲母橋の駐車場に戻ってきました。

晴れました・・・
それにしても小林新道、1時間ちょっとの下りでしたが久しぶりにヤバイ道でした。地図・コンパスも必要ですが、GPSは必須、でしょーか。
(独標尾根ルートはとても歩きやすいです)
<行程>
駐車場(9:52)→独標尾根登山口(10:02)→
九十九折り終了点(10:20)→雲母II峰(11:07)→
雲母峰(11:17)→雲母II峰(11:30〜11:56)→
火の用心(12:13)→小林新道登山口(13:03)→
駐車場(13:18)
※)ちなみに、自分が持っている分県登山ガイド(三重県版)で示している小林新道のルートラインとは違うようですが、痩せ尾根を歩くこのルートはガイドで表されている小林新道よりも比較的多くの登山者が歩かれており、あやふやな情報ですがコチラが小林新道かも知れません。(ガイド記載ルートはさらに歩きづらいようです)
標高は888mと鈴鹿の中では高くはないのですが、初訪問です。
登山ルートはいくつかあって縦走も可能。
その中で一番ラクして(オイ!)登れそうな宮妻登山道の独標尾根より山頂を目指し、ついでに鎌ヶ岳にも立ち寄る予定。
観光名所、水沢もみじ谷から数分上がると見える雲母橋の手前が登山者の駐車スペース。結構な台数いけます。

登山口入口にある「本日の味わいイラスト」を鑑賞して、10時チョット前にスタート。

10分程舗装路を歩き、いよいよ登山道へ。

ここから単調な九十九折りの登りが20分。植林された杉以外は見る物もたいしてない道も、この補助ロープが現れればおしまい。

ところどころ落ち葉で埋まりボンヤリとしたルート。落ち葉の上にあるうっすらとした踏み跡と指導標を目安に、ガサガサと音を立てながら上へ上へ・・・


ちょっとしたヤセ尾根も。

目の前に現れた雲母峰もボンヤリ。

左手に見えてきた鎌ヶ岳。

天気予報では天気はまずまずといっていたものの、鎌ヶ岳の上空は雲が低くて薄暗く、時折ガスも掛かったりと、そのせいで何となく気分も上がらないまま・・・
一つ目のピーク(II峰)近くになると斜度も増し・・・

山ビル、いっぱい出そうです。
本日の「ハアハア・・・」。

(もうエエっちゅーに)
急斜面を登り切ってほんのちょっと歩けば、雲母II峰(約860m)山頂に到着。

雲母峰は本峰とII峰があり、三角点がある本峰からの見晴らしはバツですが、II峰の頂上はパラグライダーの滑走場としての斜面もあり、四日市・伊勢湾方面の展望が抜群・・・

・・・ドンヨリ。
そして吹き抜ける風にさらされ、冷えていくカラダ。
山頂の見晴らしのいい場所には透明なパネルで囲われた「シースルーあずまや」。

チッチャ、セマッ・・・
この時点では、先客が2〜3名いたのでスルー。
その奥、先ほどから見えている鎌ヶ岳は、相変わらず寒々そうな姿。

II峰から少しだけ下り、登り返すこと7〜8分で・・・
本峰の山頂に到着。

葉が落ちて、辛うじて視界はあるものの特に感動もナシ。
というよりこのルート、やはり鎌ヶ岳を登ってこそ楽しく歩けるのではないのでしょうか。

吉良良山とも言うそうです。
なんてエラソーなことを言っていますが・・・
ドンヨリと曇った空と黒いシルエットの鎌ヶ岳をずっと見続けているうちに・・・なんか、行く気をなくしちゃいました。
天気のいい日、別ルートで数回登っている鎌ヶ岳。まあ、今日じゃなくてもイイカ。
てことで、II峰に戻って昼飯食べよ・・・

パラグライダーの斜面は結構な斜度。
帰りは小林新道から下ることに。

II峰山頂まで続いているこのパラグライダーの運搬用モノレール沿いをしばらく下りていきます。

5分ほどでレールとサヨナラ。
後は目印とGPSに従って下っていくだけ。

この目印を右へ・・・
分かりづらいけどまずまず歩きやすいし、問題なさそう。


火の用心。確かに・・・
なんて高をくくっていると・・・
いつの間にか、メッチャシンドイ痩せ尾根の急斜面に突入。これが続く続く・・・


写真じゃイマイチ伝わりませんが。
年々ビビる足運び。う〜ん・・・
下りながら、もしかしたら数年前に靱帯をやった時から何かしら恐怖心が芽生えたのかも・・・なんて考えたり。
しかも途中から目印も踏み跡も乏しく、ヒトを誘うようなマーキングのない斜面があちこちにあるので、ちょっと進んではGPSマップでの確認を繰り返し、何とかルートをキープして下り続けていると・・・
目の前に、ひとりのオッチャン(親しみ)先行者が。
聞くと、目印を見落としコースアウトして、一帯をウロウロしているところをたまたま自分と出会ったようで・・・
オオオ、なんと遭難しかけではナイデスカ・・・
地獄に仏、どうやら自分がホトケだったようです。
(自分もGPSなかったら、同じようなもんですが・・・)
この後オッチャンを同行し、マップに従いながら道ならぬ道をかき分けたりもして、ようやく作業道のような道へ。
オッチャンもものすごく安心したようでした。

この作業道らしき登山道も、なかなかの荒れ放題・・・
降り口が明確に分かったあたりでオッチャンとも別れ、13時、小林新道の登山口と思われる林道へ到着。(※)

ホッと一息入れ、後は駐車場までダラダラと歩き・・・
途中、植林された杉の子供を覗いたりもしながら・・・

雲母橋の駐車場に戻ってきました。

晴れました・・・
それにしても小林新道、1時間ちょっとの下りでしたが久しぶりにヤバイ道でした。地図・コンパスも必要ですが、GPSは必須、でしょーか。
(独標尾根ルートはとても歩きやすいです)
<行程>
駐車場(9:52)→独標尾根登山口(10:02)→
九十九折り終了点(10:20)→雲母II峰(11:07)→
雲母峰(11:17)→雲母II峰(11:30〜11:56)→
火の用心(12:13)→小林新道登山口(13:03)→
駐車場(13:18)
※)ちなみに、自分が持っている分県登山ガイド(三重県版)で示している小林新道のルートラインとは違うようですが、痩せ尾根を歩くこのルートはガイドで表されている小林新道よりも比較的多くの登山者が歩かれており、あやふやな情報ですがコチラが小林新道かも知れません。(ガイド記載ルートはさらに歩きづらいようです)
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快晴の藤原岳へ(2025.1.26)
釈迦ヶ岳、中尾根登山口より周回(2024.11.04)
春の霊仙・モチのロンでフクジュソウ(2023.3.19)
またまた鈴鹿10座・滋賀の銚子ヶ口へ(2022.11.19)
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