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グルグルと、山の頂きへ

里山から高山まで、茫々たる山並みを求めてグルグル彷徨い歩いています。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)

   

晩秋に差し掛かった11月中旬。向かった先は木曽の南木曽岳(1,677m)。

南木曽岳は風越山、糸瀬山とともに、木曽三山に数えられている山です。

昔一度登ったなぁなんて振り返るとなんと13年ぶり。

時の経つのも早いわ、相変わらずの初心者に毛の生えた山登りだわで・・・

「少年老い易く学成り難し」ですよ、ホントに・・・


いつもの如くどーでもいい前置きと、薄い内容で進んで参ります。


妻籠宿から蘭(あららぎ)キャンプ場の前を抜けて、登山口のある駐車場へ。

時刻は9時近く。上下2つの広場からなる駐車場は片方がすでに満車。人気の山です。

100mほど下にある駐車場に停め、上の駐車場脇にある登山口よりスタート。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)
避難小屋・トイレあります。


登山口目の前のゲートを右脇へ。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


樹林の登山道から一旦、先ほどのゲートから続く林道に出ると、足元にずいぶんと大きな枯れ葉。

朴葉でしょうか。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


子供の頃、岐阜の外れに実家があり、夏になるとよく朴葉寿司を作ってくれたことを思い出します。

店で売っているものとは違った素朴さで、もう口にすることもない味です。


そんな事を思い出しながらシンミリと歩いていると・・・

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


登山口から20分、ここまで歩いた気持ちをゼロにするような「登山道入口」の表記。

こーゆーのって何となくメンタル的に萎え、さらにシンミリ。


しばらく進み、堤防前の橋を渡ると・・・

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


そこから10分程で登り専用と下り専用登山道の分岐点。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


この先は狭く険しい箇所が続く登山道。どちらからでも登れますが危険回避のため、ここはちゃんと指導標に従います。

(と言いつつ、13年前は登り道から下ってきました)


急峻な場所には木段や桟橋が設置されているものの・・・

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


朽ち果て気味の箇所も多く、自分の体重を支えきれるのかどうか、ヒヤヒヤしながら歩く。

(痩せなさいよ・・・)


シンドイ登りの連続。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


ハァハァ・・・

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


相変わらずワザとらしいですが・・・


険しい道のりながらも人気の山だったりするのは、「南木曽岳山士会」という地元ボランティア団体が管理、修復されている賜であります。

朽ち果て気味・・・なんて言ったらバチが当たります。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


ハァハァ・・・

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


ん?

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


悠仁親王殿下のお印・・・こ、これは失礼致しました。


この辺りから更なる急登。

あえぎながら進むと、左に鎖場、右に迂回路の桟橋。何一つ迷うことなく迂回路へ。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


が、これはこれで、折れそうでコワい・・・

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


更に、更に木段。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


もう写真も木段しか撮ってないような感じ・・・

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)
何が書いてあったか、知る由もナシ。


登るにつれ植生も変わり、急登も終わる頃にはクマザサに覆われた登山道を・・・


もうひと登りして山頂に到着。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


時刻は11時。たった2時間の登りも、もうヘロヘロ。

ここからの見晴らしはなく、山頂はどちらかというとオマケみたいなもの。

下山道を標す方向には避難小屋もある気持ちのいい休憩スペースがあり、速攻移動。

その途中にある見晴台からは・・・

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


ザ・白の世界。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


本日は晴れの予報だったんですが、途中からずっと曇りっぱなし。


森林を抜けたところに避難小屋。ここに来て、やっと登頂感が湧いてきました。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


小屋内部を覗くと、以前と何も変わっていませんでしたが・・・

メチャクチャキレイなトイレが新設されておりました。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


これなら小屋泊も問題なさそう。


小屋から一段高いところから一致を望むと、クマザサたちによる印象操作で、キツイ登りの山をついつい忘れがちになります。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


展望スポットの大きな岩の上から大展望を望むも・・・

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


先ほどの「ザ・白の世界」同様、覇気の無いドンヨリな空と眠たそうな景色。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


嘆いても仕方が無いので、人の多い賑やかな場所を避け、下山道まん前のベンチにて静かに昼食。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


帰り際、もう一度展望をチェック。あと少しでで晴れそうな予感がするものの・・・

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


1時間以上ゆっくりしたのでもう充分、下山開始します。

下山道を少し歩いたところに水場へと繋がる道も付いていました。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


次回来る時は小屋泊決定です。


摩利支天展望台に立ち寄ると・・・

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


どんどんと回復する天気。むむ。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


ぐっと下ったところにある見晴台。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


立ち寄ると、晴れ渡る空と素晴らしい眺め。むむむ・・・

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


上にある摩利支天展望台の岩の上に人影が。見てる方がオソロシイ限り。


この先は登り同様の油断できない激下り。ゼリー飲料を摂取、プラシーボ効果を期待し挑みます。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


昔ここで知人の知り合いが滑落事故を起こしているので、膝の笑いを堪え、緩やかな場所も慎重に足を運び・・・

下山道の分岐点でようやく一息。

梯子だらけ、木曽の南木曽岳 (2020.11.15)


すっかり回復した快晴の中、下山中に知り合ったオッチャン(親しみ)と仲良く下って本日も終了。

翌日の筋肉痛もいつものごとく。

景色には恵まれませんでしたが、久しぶりに登り甲斐のあるいい山でございました。



<行程>
駐車場(9:00)→登山口標識(9:19)→登山道分岐
(9:36)→南木曽岳山頂(11:04)→避難小屋周辺
(11:16〜12:11)→摩利支天展望台(12:30〜)→
見晴台(12:42〜)→登山道分岐(13:34)→
駐車場(14:07)


よく整備された山ですが木段や梯子、桟橋が多いため、雨の後や天気の悪い日には避けた方がいいかと思われます。




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