2ヶ月ぶりの完登・・・茅ヶ岳へ(2018.09.17)

グルヤマ

2018年09月20日 18:50

まだまだギブスは取れないので完全復活というワケにはいきませんが・・・

2ヶ月ぶりの、ちゃんとした山登りとして選んだのは標高的も丁度いい茅ヶ岳。お隣の金ヶ岳も含めて、周回ルートを歩きます。




来る途中にあった「道の駅はくしゅう」で車中泊し、登山口Pには6時半ごろ到着。

駐車場は30台程駐められそうです。


茅ヶ岳といえば・・・




言わずと知れた、日本百名山の著者、深田久弥先生の終焉の地。


登山の前に、まずは登山口すぐ近くにある小さな広場の「深田記念公園」へ。






「百の頂に 百の喜びあり」

山に登る意味として、これほどまでに趣深い言葉はない様な気がします。


登山道は歩き始めは広くなだらかで、膝にも負担ナシ。




一旦林道を横切ります。










何となくですが、地元 鈴鹿の山々を思い起こさせるような道のりです。


しかし、大した登りでは無いのにシンドイとは・・・

この2ヶ月間でケガをした左足の筋力がかなり落ち(左右の足の太さが変わる程)、この時も左足が攣りそうな気配を感じつつ歩いておりました。(もちろん体重も増加)

気がつくとルート上の見どころのひとつ、「女岩」を見落としたことに気づく。




見落とすほど、疲れていたという事実・・・


それでもなんとか、この山一番のポイントに到着。




稜線に佇む「深田久弥先生終焉の地」の石碑。47年前、深田久弥氏が息を引き取られたのがまさしくこの場所。

山が好きになり、山に登る指針のひとつとなっている百名山。その著書に敬意を払い、何はともあれ合掌しました。

山頂への通過点ながら、やはり人々で賑わいますね・・・




本日の目的達成、ここで下りてもイイかななんて考えつつも歩を進め・・・

石碑から山頂までは岩場の急登を歩き続けておよそ15分。






茅ヶ岳山頂(1,704m)到着。




登山口から2時間、膝の調子もよく、歩き通す事ができ一安心。


山頂からは富士山や鳳凰三山、瑞牆、金峰に八ヶ岳・・・と、名だたる山々に囲まれて、何とも爽快。




7月に登ったアサヨ峰は雲の中・・・


五丈岩もお隠れに・・・


この山が、深田久弥氏の碑に出会うためだけの山ではない事がよくわかりました。


時間が経つにつれどんどん登山者で埋まり山頂は賑やか。




山頂標識の後ろに見えている山が金ヶ岳。これから向かいます。




途中、こんな石門も通過。




距離的にはすぐ近くに見えるも、アップダウンが意外ときつく、ヒイコラと登り返せば・・・

背中に見える茅ヶ岳、その奥には裾野を広げた富士も。絶景です。




このアップダウンからできる景観が、麓から見て八ヶ岳に似ているので「ニセヤツ」と呼ばれている所以のようです。


木々に囲まれた金ヶ岳の南峰から下り、登り返した地点が金ヶ岳北峰山頂(1,764m)。




ここまで来る登山者はそれほど多くないのか、小さな広場はひっそりとした佇まい。

茅ヶ岳よりも60mほど高いのですが、あまり見晴らしが良くなく、西側の南ア方面が開けるのみ。

この静けさが嬉しく、唯一の見晴らしのいい斜面に腰掛け、ゆっくりと昼食をとる事ができました。




山頂からは「明野ふれあいの里」方面へ下り林道へ。








この林道を茅ヶ岳の登りで出合った場所まで歩くのですが・・・






日差しに照らされた舗装路を延々と歩く事1時間。この日、一番きつかった道のりでした。


駐車場に到着するとまだまだ車で賑やか。遅い時間から登られている方も数名。愛されている山だとよくわかります。




イイ感じで歩く事のできた茅ヶ岳。

わずかな不安ははあるものの、膝痛もこれでようやく一区切り付いたような気がいたしました。

(今月末までにはギブスも取れる予定です)


<行程>
 記念公園駐車場(6:44)→記念公園(6:48)→登山口(6:50)
 →林道出合(7:12)→(8:27)終焉の地石碑(8:31)→
(8:46)茅ヶ岳山頂(9:15)→金ヶ岳南峰(9:52)→
(10:06)金ヶ岳北峰(10:39)→林道三叉路(11:42)→
 林道出合(12:49)→駐車場(13:05)

 駐車場から茅ヶ岳山頂まで登り:2時間02分(休憩アリ)
 茅ヶ岳山頂から金ヶ岳北峰まで:0時間51分(休憩アリ)
 金ヶ岳北峰から駐車場まで下り:2時間26分(休憩ナシ)


関連記事