木曽駒ヶ岳・上松Aコースより再び・・・(2017.10.08〜09)その1

グルヤマ

2017年10月17日 21:04



去年の7月、体調不良と天候悪化により途中撤退してしまった木曽駒の上松Aコースに、再び向かいました。


2016/07/21



前回は砂防公園前の空きスペースに駐車したが、今回作業用資材などが置かれていたため、そのすぐ近くの(正規の)駐車場に停車。

10月の連休、好天とあって駐車スペースはほぼ満車状態。といっても10台程しか駐められません。




今回もテン泊装備一式を背負い6時20分頃にスタート。登山口の敬神ノ滝山荘には6時40分頃着。登山届けを記入し、いよいよ入山。




標識等のCTでは山頂まで7時間半。前回敗退の教訓を生かし、バテないようスローペースを心がけ、のんびりと登山道へ。

と言っても、去年の辛さはすっかり忘れておりますが・・・


先週富士山を五合目から登った際、森林が恋しくなったりしていたので、今日は緑も濃く、気持ちがいいなぁ、なんて思いつつ歩いていると・・・

三合目標識を過ぎた辺りから、道にヤスデがちょろちょろ。




初めは気にもせず、出来るだけ踏まないように歩いていたが、登る度にどんどん増え続け、足の置き場がない程の量に・・・





休憩するにも、重いザックを置くスペースもなくなり、もう、意図的に踏まなければ前に進めない状態。靴裏のことを考えると、ゾワゾワしっぱなし。

脳内で「避けてるつもり」変換をし(もちろんかなり殺生しているだろうが)、出来る限り遠くを見て、ヤスデたちの中に靴を置く。

このまま永遠とヤスデ道だったらどうしようか、などと思っているうちに四合目半標識に到着。ようやくヤスデも減り始め・・・



五合目(金縣小屋)近くでほぼ見なくなりました。

ここまで約2時間のヤスデ地獄のおかげで、大股でヤスデを避けたり飛び越えたりと、妙な歩きで結構な体力を無駄に消耗した模様。

えらい疲れました・・・




小屋前からの御嶽山。秀麗です。




八合目。標識記載のCT通り。ここで昼食をとります。




木曽前岳との分岐は前回と同じく、いったん下って大ナギ経由で玉ノ窪へ。




ガスも、時刻的に何となく予測していたので、仕方ありません。




大ナギを、下を見ながら通り抜け・・・




ここイチバン、しんどい登り返し。




山肌に沿ってフラフラと・・・






玉乃窪山荘。去年の撤退場所に到着。時刻はすでに13時すぎ。八合目辺りから大幅に失速してしまいました。




ここから先は岩場も多く、山頂への実感もようやく湧き、気合いが入ります。




山頂方面と頂上山荘(宿泊場所)へのトラバースの分岐点。少しここで悩み、まずはそのまま山頂を目指す事に。




おお、ガスが取れだしたではないか・・・






頂上木曽小屋の横を通り過ぎる頃には視界も良好に。








そして山頂がくっきりと目の前に。




14時15分、木曽駒ヶ岳山頂(2956m)に登頂。いや〜、ザックが重かった。




山頂は、ロープウェイ方面から上がってきた登山者で、ビックリするくらいの人の数。





今まで静かに歩いてきたことが、なんかウソのよう。


中岳、伊那岳方面。富士山も、写真では怪しいですが肉眼ではバッチリ確認できます。




眼下の、頂上山荘のテン場はすでに結構埋まっており、若干の焦りが・・・




一通り景色を堪能し、急いでテン場へと下ります。




テン場は中岳と木曽駒の鞍部にあり、全体にフラットで陽もよく当たり気持ちのいい場所。

そして幕営料の1,000円を払えば水もトイレも料金はかからないので非常に助かります。(しかもトイレはなかなか綺麗でした)




ロープウェイの千畳敷駅からここまで2時間もかからない事もあり、昼過ぎから登りはじめて到着する登山者や、ロープウェイの運行時間が5時まで(この日は5時過ぎも動いていたらしい)ということもあり、3時ごろテントを撤収して帰る登山者もいて夕方近くまで人の動きが絶えず・・・

この日、テン場は満員御礼状態でした。


テン場から見る、久しぶりの落日。





日が落ちてからも到着する人もいたり・・・自由度の高い山小屋でした。




室内ではストーブに火が入っておりました。ええですね・・・




(更新時間がなく、その2へつづきます・・・)

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