ついに田の原からの登山道が解禁となった2023年の御嶽山。
お盆休みは台風の影響でお泊まり山行がヤバそうだったので、前泊日帰りにて登ってきました。
さて、いつもは「道の駅三岳」に前泊し、翌日登山口に向かっていたのですが・・・
田の原登山口に「御嶽山ビジターセンター・やまテラス王滝」なるものができ、併設トイレが
どえりゃあメチャクチャキレイ!との情報をつかんだので、前日一気に登山口へ。
夕刻到着。駐車場から見る御嶽、そして赤い屋根がビジターセンター。
駐車場と登山口をつなぐ階段を下りると・・・
左上の鳥居が登山口
石壁で囲まれた堅牢なビジターセンター全貌が登場。
全貌といいつつ、写真は一部分です
ここ、元々は駐車スペースがあった場所。
センター内は休憩スペースと御嶽の自然や災害などの資料を閲覧・視聴できる開放的かつモダンな展示スペースがありました。
開館は16時まで、写真は下山後に撮ったもの
そして個人的に一番重要視してるものといえば・・・
ウウォシュレッッツォ!!
今まで道の駅に泊まっていたのも、トイレ環境的なことでした。
他に多目的トイレも2室あり、あれやこれやできそう。
(話題、古い?)
駐車場には18時に到着しましたが、もう結構な車数。
ただ、そのうちの何割かは登山ではなく「星空撮影」が目的のようで、あちこちにでかい三脚とカメラがセッティングされておりました。
カメラについては全く詳しくないのですが、天の川も見られると言うことなので「iPhine 星空撮影」でググり、頑張って撮ること数分・・・
おお、何かそれっぽいものが撮れましたよ!今のスマホってスゲー!!
(少し補修はしました・・・)
んで、まんじりと朝。
駐車場付近より
5時20分、相変わらず浅い眠りからのスタート。
道々には御嶽講体験ツアーなのか、遥拝所付近で白装束に着替えた方たちもワンサカ。
まだ起伏の少ない緩やかな道をワイワイと歩いている集団の脇で自分といえば・・・早くもしんどさでフラフラ。
金剛童子までは何とか1時間で到着したもののここで大休止。青く抜けた空を見上げても、相変わらずイマイチのモチベーション。
写真で見えている登山者の、半分以上に抜かれている感じがします・・・
こんな時に若いオネーチャンから声をかけられたらモチベーションも上がるのに・・・なんて思いながらも重い腰を上げ、「体力ない分、経験で補おう」と訳の分からない言葉で気持ちを奮い立たせて進むことに。
経験だけでは、体力は補えません
個人的に毎回一番キツい「一口水」周辺。皆さ〜ん、ここ休憩ポイントっすよ・・・
素通りの皆さん
怒濤の如くアチコチで小休止をくり返しながら・・・
8時半、やっとこさ王滝頂上に到着。3年前は2時間20分ほどで着いたのですが、本日はプラス1時間もかかってしまいました。
その王滝頂上ですが、避難小屋も一昨年完成、昨年より運用しております。
いずれも下山時に撮影
宿泊施設としても十分に使えそうな感じですが、基本的には宿泊厳禁、火気厳禁だそうです。
ここからは王滝頂上から規制解除となった剣ヶ峰へ。久しぶりです。
道の途中に新たにできたシェルターは2基。
シェルターを覆っているのは衝撃を緩和するための土囊だと思います。
後は山頂直下と山頂にもシェルターはありますが、人出が多いハイシーズンの御嶽山では、もう数基欲しいところではないでしょうか。
シンドそうなヒト発見
9時半、登山口から4時間超えで山頂に到着。こんなに遠く感じた御嶽は初めて。
いつもなら二ノ池まで足を延ばすも本日はヤメ、HPすでにナシ。
山頂で軽食、御朱印をいただいて下山いたしました。
雲も湧いてきました
登りが辛けりゃ下りも辛く・・・
2時間45分もかかり、登山口に着いたのが12時半。
つまずくことも転ぶこともなく、無事下りてこられてヨカッタです。
(登りの時、何度か後ろに引っ張られそうになりましたが)
それにしても、よく来ている山だけに、気力・体力の衰えを実感してしまった御嶽山。もともと健脚ではないのですが、特に去年あたりから急激に自信がなくなりつつある山登り。御嶽山でこんなんじゃ、お泊まり山行なんて今の自分じゃちょっと無理かも。それでも行きたくなるのが、悲しい習性でしょうか。
勝ったことしか記憶に残らないギャンブルのように、辛いことって忘れちゃうんですよ。
(ナンノコッチャ)
それはそうと、キレイに生まれ変わった田の原登山口ですが、「道の駅三岳」には「さとテラス三岳」という、やまテラス王滝と対になる御嶽山ビジターセンターもできていたそうです(コレを書くまで知りませんでした)。次回のお楽しみということで。
御嶽山ビジターセンター→
https://ontake-vc.jp
<行程>
田の原登山口(5:19)→金剛童子(6:20〜6:28)→
一口水(7:39〜7:51)→王滝頂上(8:34〜8:52)→
剣ヶ峰(9:26〜9:46)→王滝頂上(10:19〜10:32)→
一口水(11:04)→金剛童子(11:54〜12:00)→
登山口(12:32)