ネットで近隣の山をホジホジ調べていると、多治見市の「深山」というところの山頂の木に、もう何年も前から謎のパラシュートが引っかかっているとのこと。
これは見に行がねば、と言うことで登ってきました。
9時半、まずは登山口のある多治見市「かさはら潮見の森」へ。駐車場は無料ですが、16時半には閉鎖(車道の閉門17時)するようで、遅めに行かれる方は注意が必要。
駐車場の近くには管理棟と展望台。出発前にまずは展望台にひと登り。
目線の先、電波塔が建ち並ぶ山は、猿投山からもよく見える三国山。遠いね。
実は本日、ここから深山を経由し、三国山まで向かう予定を立てて、楽しみに来たのですが・・・
それにしても天気予報の「快晴」を信じてやって来たのに、空は降り出しそうな感じでドンヨリ。この期に及んでまだ晴れマークを出し続ける民間天気予報社に苛立ちを覚えつつ歩き始めます。
(天気は水ものなんで)
道沿いに咲くニワザクラ。春です。
ツツジの一種かと思いました。詳しくは分かりませんが・・・
一旦舗装路に変わりそのまま進むと大洞池。この辺りに深山への登山口があるはずですが・・・
池周辺を探すも見つからず。
ウロウロした後、ウォーキングしていた人の良さそな地元のオッチャンに聞いてみると、
「登山口は分からんけど、この時期、この山はマムシがワンサカ出るから地元の人間は登らんよぉ」
「マムシがなまってタジミと呼ばれるようになるくらい、ここはマムシが多いんよぉ」
「尾根に上がると小牧自衛隊が演習する場所があるから、適当な場所から入っても迷わんよぉ」
ムムムム、いろんな情報、鵜呑みにしてよいのか・・・と思いつつ、オッチャンに気持ちよくお礼を言い、それらしき踏み跡っぽい雰囲気の藪へイン。
人のいいオッチャンでした。ありがとう!!
しばらく彷徨うと道らしき場所。マーキングも発見しひと安心。
チョイひと登りで尾根っぽいところに合流。
ただし、とても自衛隊が使うような感じのしない、踏み跡薄い荒れた尾根。
藪っぽいから、マムシに注意しながら歩くけど・・・
マムシが多いんだったら自衛隊も演習困るんだろーなぁ・・・
だいたい、マムシ→マムジ?→マジミ?→タジミ? どう考えても変換できんわ・・・
なんてブツブツ考えながら歩いていると・・・
いつの間にかルートミス。危ない危ない。
見づらくてスマホ、じゃなくてスマソ
が、よくよく地図を見ていると、ほぼ平坦なこの道って三国山の帰りに深山山頂をパスできそうなルートのよう。帰りに歩いてみます。
てことで正規ルートへの分岐点まで引き返し、改めて深山へ。
分岐といっても、ものすごく分かりづらいです
この先もとにかく分かりづらく、ついでに雨もぱらつく始末。
テンション激オチしつつも何とか地理院地図とGPS頼りに進んでいくと・・・
おっ、あれか・・・
到着。いや〜キショい。
みやま・512m
人気の全くない山頂に引っかかったパラシュート。「見に行がねば」という割には「不気味だろーな」なんて思っていたのも事実。だから快晴の日に見に来たかったのですが、小雨降る薄暗い中にパラシュート、何ともいただけない景色。
ギャー!!
それでも久しぶりの山歩き。幸い小雨も降ったり止んだりなので、こもまま三国山へ向かいます。
向かう途中に小牧基地(自衛隊)の看板。確かに使われているようです。
一旦、深山の最高点、多治見市の最高峰でもある北山平に立ち寄り・・・
きたやまだいら・551m
ググッと下って国道363へ。この道、信号もないので皆さんビュンビュン飛ばす道です。
国道から脇道へ。
そのまま林道にゲートにイン。
落石等のため現在通行止めです
実は三国山、地図には登山道も載ってますが、山頂付近まで車道が整備されているので今回は甘えさせていただきました。
下のゲートから途中チョコッと走ったりしながら、25分程で山頂近くのゲートに到着。
上を見上げると・・おおっ電波塔群。
人間の英知の結晶を感じる電波塔。やっぱり、パラシュート見るよりも断然ワクワクですよ。
その電波塔近く、廃れたテニスコート脇の細道を上がっていけば・・・
12時ジャスト、三国山山頂に到着。ちなみに山頂標識は見当たらず。
みくにやま・701m
展望台より。見事なアンテナ群ですが、こっち方面にあるはずの猿投山がイマイチわかりません。
GPS上では手前の木の奥を示してましたが、中央奥が猿投山の気がしないでもありません。
展望台の下は「まとめてお遍路」用の「新四国八十八か所」お地蔵様がずらり。もともとは違う場所にあったものを集めたようです。
展望台以外は神社やお地蔵様しかない山頂、今ではあまり人が集まりそうもない場所ですが、山頂周辺にはバンガロー併設のキャンプ場もあり、毎年7月〜8月あたりに営業、キャンプが人気の現在ではそこそこの賑わいを見せてるようです。ネット情報なので真偽不明ですが。
展望台にて行動食をとり、来た道をターンバック。
深山登山口。ようやく雨も上がりました・・・
深山山頂のトラバースルートはGPSで探し、超わかりずらいところからイン。
ホントに道なのか・・・と思わせる取り付き
が、入ってみれば、先ほどルートミスにて立ち止まった地点までただただ平坦。
今回はミスっといてよかったです。(ダメでしょ)
おかげさまで繋がりました
13時半、大洞池に戻った辺りで青空になったものの、この後すぐに曇りに逆戻り。不安定な天候の一日でした。
ここでようやくの昼食タイム
管理棟に戻る途中、アスレチック広場にも少しお立ち寄り。
いや〜綺麗っすなぁ。誰一人おらんけど・・・
広場の奥、不動の滝へと導く看板。行こうかと思ったものの往復1時間。面倒くさいんでまたいつか。
アスレチック広場からは数分で駐車場に到着。
全行程4時間40分、前半ウロウロ彷徨ったり、山菜採りのオバチャンと立ち話したりと、ペースも何も考えずに歩いていたため、予定してたタイムを結構超えてしまいましたが、注意していたマムシにも遭遇せずマズマズの山歩きでした。天候には恵まれなかったのが残念でしたが。
さて、このパラシュートですが・・・
よく見るとひもに絡んだ手前の布と、オレンジが鮮やかな奥の布、新しさが違う模様。
ネットで調べてみると、2019年にはすでに朽ちたボロボロのパラシュートが引っかかっている写真を発見。てことはそれ以降、わざわざ違うパラシュートに掛け替えられた模様。
誰が何の目的でつけたか、いろいろ調べても出てきませんが・・・
想像するとこのパラシュート、実は小牧の航空自衛隊の物で、演習の目印として使用しなくなったパラシュートを定期的に掛けているのではないでしょうか。だってこんな重たい物、木に引っ掛けるだけでも一人じゃできません・・・
もう一つ。オッチャンが言っていたマムシのことですが・・・
昔この地方に移り住んだ部民が、タジヒ部と名乗っていたそう。
「タジヒ」というのはマムシ(蝮)の古名で、マムシのように毒を持った怖い存在であることを誇示するためにそのように名乗っており、そのタジヒが訛ってタジミ(多治見)になった、とのこと。
いくつかある語源のあくまで一説ですが、今で言うヤンチャ系の集団がイキってつけたシマの名前がそのまま残った、ということでしょうか。これなら納得ですが・・・ちょっと引くわ。
マムシだらけの山って訳じゃないことも分かりましたが、藪が多い山では注意するのに越したことはありませんですね、って・・・
こんな事調べちゃって・・・
オッチャン、ホントにスマン!
<行程>
かさはら潮見の森P(9:37)→大洞池(9:52〜10:05)→
深山(10:42)→北山平(11:04)→R363(11:21)→
林道ゲート(11:31)→
三国山(12:00〜12:15)→林道ゲート(12:36)→
深山登山口(12:46)→大洞池(13:35〜13:49)→
アスレチック広場(14:08〜14:15)→P(14:20)