7年ぶりの竜ヶ岳を登る(2019.10.09)

グルヤマ

2019年10月13日 18:40

久しぶりに向かったのは鈴鹿山脈の竜ヶ岳。

7年前に一度登っているものの山頂以外あまり覚えておらず、まさしく遠い記憶の彼方。

改めて、新鮮なキモチで登ります。


登山口に続く宇賀渓谷駐車場に着いたのが9時半近く、観光案内所前のスペースはすでにいっぱい。

さすが「鈴鹿セブンマウンテン」のひとつで人気の山。

が、係の方に登山口に近い奥の駐車スペースに誘導され、それはそれでラッキーでした。




駐車料金は入山料込みで500円です。(ちなみに、宇賀渓谷入口の国道沿いにある無料駐車場は閉鎖されております)

登山届を書いた後、コースマップを受け取ります。




山頂までは主に「表道(石榑峠経由)」「中道」「金山尾根」「遠足尾根」があり(裏道は立入禁止)、前回歩いた道は避けたいところですが、全く記憶が無いため、取りあえず前回はたぶん歩かなかっただろう名前の「金山尾根」から登ることに。(いいかげん)

しばらくは舗装路歩き。




道端にある「竜の雫」。小さな滝でこれは覚えています。(皆さん飲んだりしていますが大丈夫?)




林道終点に橋。これは・・・全く覚えておりません。自分は前回どうやって登ったんだろう。




ずいぶんと不安定な橋ですが・・・




が、帰ってから調べてみると、7年前に渡った時、ここにしっかりとした吊り橋が架かっている写真が出て来ました。


(7年前の写真です)


この数年の間に流されたようで・・・といっても、前回の写真を見てもピンとこず。

さらにもう一つ橋を渡った先に出て来た「魚止滝」は、小さいながらもイイ感じの景観。(ルートから若干それます)




ルートに戻り、ひと登りしたりしているうちに「金山尾根分岐」に到着。駐車場からここまで、寄り道含めおよそ30分。




金山尾根は緩急のある尾根道、遠足尾根と並んで人気ルートのようで登山者もチラホラ。

天気がいいことも幸いして、シンドイながらも気持ち良く歩く事ができます。








またコース上には「登山道位置確認No」が設置されていて(上の写真の171とか)まず迷うこともないと思います。

この確認No、登山口でもらった地図に記載してある数字の番号が大きいので帰宅後調べてみると、以前あったホタガ谷(裏道)が崩壊し立入りができなくなったために新しく作られた道だそう。

7年前に登った時の地図にはまだ載っていませんでした。

まったく知らないはずです。


あちこちにトリカブト。まだけっこう咲いていました。




道の途中から見える竜ヶ岳。山頂はあいにくのガス模様・・・




駐車場からおよそ1時間40分。結構登ってきました。




右手には遠足尾根方面。あちらも気持ちよさそう。




最後のひと登りで・・・




遠足尾根との分岐点に到着。ここからは竜ヶ岳を正面に、笹っ原に囲まれた見晴らしのいい道を進みます。








この眺めも覚えておらず・・・それもそのはず、前回はこのルートからは登っておらず、よくよく考えたら表道(尾根砂山道を通り、砂山展望台から石榑峠を経たコース)から登ってきたのでした。


最後は一気に登り・・・






時刻は12時少し前、登山口から2時間10分程のほぼCT通りで竜ヶ岳山頂に到着。




山頂からは鈴鹿の山々が360度グルッと見渡せるパノラマビュー。

削れた山肌が痛々しい三百名山の藤原岳や・・・




去年の暮れにチョット嫌な思いをして登った三池岳、その奥、山頂にガスがかかって残念な釈迦ヶ岳などもご拝観。




山頂はとても賑やかでベストな休憩場所を求めてさまよう登山者も多数。

ただこの日は風がとても強くて肌寒く、長居している方はあまり多くないご様子。




自分も適当な場所で昼食を食べるものの、持っていった長袖やウインドシェルを着込んでも冷えてくるのでちょっと早めに引き揚げる事に。

帰りは遠足尾根か中道かで迷い、たぶん前回歩いてないだろう中道を選択し下山開始。




山頂を振り返る。気持ちのいい山でした。






山腹の樹林帯からは、金山尾根よりも急峻に感じる登山道を下ります。






途中から登山道はヨコ谷の沢沿いを進む感じに。








幾つもの砂防堤防を越えます。


堤防の脇は結構な落差があり、こんなロープを伝ったり・・・




矢印の方向に進めば・・・




こんなハシゴを下ったりと、案外ハードだったりします。




(下から。結構長い・・・)

ハシゴ、ロープ、ハシゴの組み合わせも。




中道を歩いている途中、もしかして前にも歩いたことあるかも・・・と思っていましたが、これらのハシゴを見て、ようやく確信に変わりました。

(頭の中では前回てっきり「遠足尾根」から下山したと思い込んでました)


下りきったところに分岐点。道の脇は石垣のような感じになっていますが、この道は宇賀渓(いなべ方面)から石榑峠に抜けるために古くから使われてきたんでしょうか。




ここから駐車場へは道幅はかなり狭くなります。

途中に出てくる「五階滝」。滝の中腹を渡るのでこの登山道からは全容は見れませんが、それでもなかなか風光明媚。






こんな頼りない橋も渡ります。




途中カーブを曲がったところで、狭い登山道の真ん中でブチューと抱き合うカップル発見。イキナリの登山者登場で向こうは慌てているみたいでしたが、こっちも慌てたわ・・・

滑落しそうになるんでヤメテホシイ、そしてその後の挨拶もヤメテホシイ・・・


そうこうしてる間に「金山尾根分岐」に到着。




このあたりで悶々としたキモチも収まってきたところで・・・


14時20分、下山完了。下界はまだまだ気温も高く、さっきまでいた山頂の涼しさが早くも懐かくなりました。




以前歩いたときはまだブログもやっておらず、そういった点ではブログに残すことって記憶の整理に繋がるものだと改めて実感。

そして今度こそは遠足尾根を使ったルートで歩くつもりなので、またこの山にくる楽しみを残すことができました。


<行程>
宇賀渓P(9:35)→金山尾根分岐(10:08)→(金山尾根)→
遠足尾根分岐(11:29)→竜ヶ岳(11:47〜12:14)→(中道)→
ヨコ谷分岐(13:34)→金山尾根分岐(13:57)→P(14:21)

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